デジタルとアナログ、どちらが優位か

日本国内でのスマートフォン普及率が80%近くまで上がった昨今、インターネットを介して様々なサービスやアプリが登場するデジタル社会。スマートフォンやパソコンを使うことができるという能力や技術は生活していくうえで無くてはならない存在となった。

仕事の現場においてもパソコンとスマートフォンを上手く活用する。昨今では働き方改革の動きもあってか、従来のようにオフィスに集まって仕事をする、というやり方が常識では無くなりつつある。

生活に目を向けても、例えば読書はタブレットなどで読むことも出来るようになり、ペーパーレス化社会とも言える。

一方で、紙の書籍が無くなったわけではなく、書店も繁盛している。デジタル化社会、ペーパーレス化社会と言われるなかで、アナログの良さも叫ばれている。

どれだけパソコンやスマートフォン、タブレットのようなデジタル端末が便利であったとしても、紙の書籍やノート、手帳、カレンダーといったアナログ製品が完全に無くなる世界は、少なくとも今この時代を生きている私たちにはあり得ないことだ。

では、果たしてデジタルとアナログ、どちらが優位なのだろうか。

従来のいわゆるガラケー(フューチャーフォン)でも、電話やメールが簡単に使えてインターネットも利用できた。デジタル技術の進歩によるモバイル革命が、生活をもっと簡単・便利にしている。スマートフォンの普及とともに、SNSの存在も肥大化してきた。Twitter,Facebook,Instagram,LINE…など、もはやライフラインとも言えるアプリが私たちの生活を支えている。

店舗に行かなくてもネットで買い物ができ、遠くて会えない人ともメッセージやビデオ通話でやり取りができる。時間や場所を問わず、私たちの生活においてやりたいことの多くが出来るようになった。
私たちはスマートフォンから離れられない、ネット社会を生きている。

一方、あえてスマートフォンなどのデジタル端末から離れて生活する「デジタルデトックス」なる取り組みさえある。

スマートフォンなどのデジタル端末は便利な反面、多過ぎる情報量やSNSを通じて常に誰かと繋がっていたり、あるいは監視されているとすら感じる現代社会の疲れやストレスから解放されたいと考える人も少なくないはずだ。

そう考えると、アナログの良いところが目立つようになったとも言えないだろうか。先に挙げた紙の書籍を読むことや、あえてデジタルデトックスに取り組む人、あるいは直筆で書いて送る年賀状や手紙が、今までより一層、感情が伝わることもある。仕事の現場では会議や打ち合わせでタブレットやノートPCに文字を打ち込むことで議事録を残す人がいる一方、手帳やノートにメモを残す人もいる。あるいは、「そうせざるを得ない状況や環境」で仕事に励む人も存在する。

あなたは「丸ノート」をご存知だろうか。
ドラフトで広島東洋カープに入団し、2019年から読売巨人軍に所属するプロ野球選手、丸佳浩選手の習慣である。

丸選手は打席に立ち、ベンチに戻ったあと、メモ帳にひたすら何かを書き込んでいる。その姿はプロ野球中継でも何度か映し出された。
一体何をしているのか?
その打席での出来事や気付きを、忘れないようにノートに書き込んでいるのである。

試合中に自分が感じたこと、気付いたことを書き込んでいるノートこそ、丸選手の「丸ノート」である。
プロ野球選手は試合中にスマホやパソコンなどの通信機器を使用することは禁止されている。そのため、試合中に何か気付いたことや覚えていきたいことがあれば、紙のメモ帳やノートに直接書き込むしかないのだ。
しかし、なぜ丸佳浩選手だけが注目されているのか?他の選手はやっていないのか?
実は意外なことに、試合中に何かをメモしたり、ノートに書き込む選手は少ない。もちろん試合後に振り返りをしたり、監督やコーチと話をして周りのスタッフにメモを取ってもらうこ、あるいは試合の映像を見直すといった選手は多いだろう。
しかし、選手が自分自身でノートを用意して、しかもほぼ毎打席ごとにメモしているのは今の現役選手では丸佳浩選手くらいである。(丸選手を期に始めた選手は増えつつある。)

それによって丸選手は選球眼が鍛えられ、結果として2018シーズンはセ・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いた。その他にもベストナイン賞(外野手)、最優秀出塁率賞、それに関連して四球数もセ・パ両リーグ通じてNo.1となるなど、チームのリーグ優勝に大きく貢献する成績を残した。

相手投手のデータや球種の割合などは、データベースにアクセスすればどの選手でも入手できる情報である。だが投手のクセ、球筋、対戦時の感覚等は自分にしか知りえないものであり、まさに自分だけの財産である。
野球以外にも、2018年からサッカー日本代表監督に就任した森保一監督も、試合中でも熱心にメモを取りながらその瞬間の記録を残し、選手やコーチに指示を出している。

つまり、デジタルのデメリットを補うことがアナログではできる。また、自分自身で書いて記録することは科学的にも重要であると言われている。デジタル端末に入力するより、自分の手で書いた方が記憶に残りやすい傾向にあるため、今でも受験勉強や大事な試験勉強をする際には手書きを好む人も多い。

デジタルとアナログ、どちらか一方だけを信じて使っていくことは、デジタル技術の進歩による恩恵を最大限に活用していない、と言えるのではないだろうか。だからこそ私たちは、それぞれの良いところを選び取って、うまく使い分けながら生きていくべきだ。
そして『システム手帳ELENOA(エレノア)』はそれをサポートする画期的な製品である。

スマートフォンをはじめタブレットやモバイルWi-Fiなど、複数の端末を駆使して働いているビジネスマンも珍しくはなくなってきた。
そんな神器とも言えるデジタル端末と切っても切れない関係にあるのが「充電」である。

すこし大げさだが、私たちはこれから先長きに渡って「充電する」という行動から逃れることはできないだろう。どんなに優れたデジタル端末でも、バッテリーが切れてしまえば、ただのお荷物である。そう、デジタル端末の唯一の欠点はバッテリー切れを起こすと何も出来なくなってしまうことだ。

システム手帳ELENOA(エレノア)はモバイルバッテリーを内蔵した「充電できるシステム手帳」である。

microUSBケーブル、Lightningケーブルが備わっているので多くの端末に対応。当然、その名の通りシステム手帳なので、普段は手書きのノートとして活用できる。バインダー式になっていてカスタマイズも可能。スケジュール帳、メモ帳、ネタ帳、タスク管理ノート、アイデアノートとあらゆる用途に使用できる一品だ。

私たちはスマホやパソコンを捨てられない。

一方で、紙とペンも捨てられない。

まさしくデジタルとアナログを上手に使い分けながら戦う人たちが、これからの時代をたくましく生きていけるのではないだろうか。
システム手帳ELENOA

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